龍神社

この神社は、社殿とご神体が、それぞれ異なる歴史を持ちます。

 

社殿

昭和41年1月6日、諏訪神社は放火により社殿が焼失。

しかし、奇跡的にご神体は難を逃れました。

新社殿建立までの間、御神体は旧秋田銀行大曲駅前支店の大金庫に保管することになりました。

新社殿は、昭和44年8月25日に無事完成。

銀行へご神体を預けることは滅多にないため、これを記念してオク上会が結成され、昭和45年5月27日同支店屋上に諏訪神社御分霊を祀る社殿を建立しました。

以降、毎年屋上の社殿でも祭典を執り行っていましたが、平成27年の新店舗建設に伴い、この社殿は諏訪神社に移築されました。

 

ご神体
龍神が描かれた御掛軸。
長年宮司宅に安置されていたもので、箱には、
 「昭和九年五月十二日遷宮祭
  秋田県立大曲高等女学校
  学校長 高橋熊五郎」
と記されています。
「大曲高等女学校」は、現在の大曲高等学校の前身で、御掛軸は当時学校内で奉斎されていたが、戦後祀られることがなくなり、諏訪神社に収められたと考えられます。

 
 

大曲の発展・繁栄に寄与した秋田銀行大曲駅前支店屋上との社殿と、旧秋田県立大曲高等女学校の守護神として遷座された龍神。
平成30年は、現在の大曲高等学校・創立110周年の記念すべき年です。
地域と学業成就の祈りを込め、ここに新たに遷宮するのが「龍神社」です。